これから友人とビジネスをするあなたへ

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おはようございます、寿喜男です。

今日は私、寿喜男が体験したペインとそこから得た考えについて書いていきたいと思います。

◆寿喜男、マルシェをする。

当時都会に住んでいた寿喜男は、一般企業に働きながら自分で何かしらビジネスをしてみたいと考える日々を過ごしていました。

出会いは割愛しますがあるきっかけで、4人のスタートから最終7人ほどの友人で、「都会で地方の野菜を売るマルシェ」を開催することになりました。

マルシェといっても外にテントを1つ開いてテーブルを用意し、野菜を並べて売るというとても小さなものです。

スタートは4人で何かやりたいねという話からでした。

ブレストをおこなったところ、

・地元の農家にもっといい生活をしてもらいたい

・地方で本当に美味しい野菜を食べた感動を都会の人にも感じてほしい

・人が集まるコミュニティーを作りたい

・自分のビジネスで金を稼ぎたい

・マルシェというものに憧れがある

こんな意見が集まり、全ての意見を取り入れた結果マルシェをやろうという話でまとまりました。全員が自分のしたいことが叶いそうな目標ができ、全員がワクワクしていました。

◆寿喜男、マルシェを形にする

みんなでどうやったら開催ができるか動き出すことにしました。

ネットで野菜を手に入れる方法を調べたり、マルシェを開ける場所を探したりしました。タワーマンションの下でやりたいとなった日には飛び込みで何件かタワーマンションの管理室に飛び込みに行ったり、露店を開いているところの商品を買ってどうやってお店を開いているのか聞き込みに行ったりしました。

しばらく動き回ったあと、数ヶ月間なかなか候補が見つからない壁にぶつかりました。4人の課題は、週末にしか稼働できないことと初期投資にかけるお金が出せないことでした。

キッチンカーで露店を出してるお店はキッチンカーのレンタルに何万とかかります。毎日活動できない自分達にはコストが合いません。場所レンタルも同様です。アプリに加盟する場合も大きな手数料がかかり稼働が大きくないと損益を超えられそうにありません。

このペインに対し、寿喜男は改めて考えました。

マルシェを開くには2つだけが重要だ。売る野菜と、売る場所。

それだけでマルシェは開ける。

マルシェを開くだけならハードルは低い。スーパーで買ってレンタル施設で売ればいい。

でもそれをしないのは利益にならないからだ。マルシェを開けないのではなく利益の出るマルシェを開くのが難しいのだ。

課題は一旦お金問題だけだ。安く野菜が買えて安く土地代が抑えられる方法はないだろうか。

寿喜男は2人の友人にアポを取りました。飲食店で働いていて地方出身の友人と都会でルームシェアを展開している友人です。2人に相談した結果、地元の地方の農家には高い報酬を払いながら相場よりは安い価格で野菜を仕入れ、ルームシェアの前の駐車場で実質無料でマルシェを開くことに成功しました。

寿喜男のおかげもあってこれでやっとお金のペインは解決しました。

◆順調なマルシェ運営と悩む寿喜男

マルシェは無事開かれました。ここから今回伝えたいもう1つのペインが生まれます。

マルシェ売上はなんやかんやありながら損益にちょっと届かないあたりをしばらく推移していました。ですが残った野菜を持って帰るなどであまり悪くもなく全員が充実した楽しめる状態がしばらく続きました。

半年ほど経ったあと、寿喜男はある違和感を感じます。

みんなとの温度差です。

ブレストで出た5つの意見のうち4つの意見は達成されました。マルシェを開き地元の農家に貢献しみんなが集うコミュニティーが作られ都会に新鮮な野菜を届けることができるようになりましたが、お金を稼ぐビジョンは達成されてませんでした。寿喜男の意見です。

目標が達成されたみんなとされてない寿喜男。

今の状態が楽しいみんなとモヤモヤを抱える寿喜男。

趣味をやってるような感覚でした。寿喜男は休みの時間を使って自分の目標が達成されない活動の現状維持に時間を使っている感覚が続きました。

もちろんみんなに相談します。寿喜男はもっと稼げるマルシェにしたい。リピーターを増やせるイベントを打ったり今のお客に満足せずもっと新規呼び込みをしたい。

みんな話には聞いてくれますが積極的に動こうとはしません。

自分の目標は達成されているし、新しいチャレンジを追ってまで今満たされているリスクを取らないのは当然です。

このメンバー間の温度差が、寿喜男にとっての今回の1番のペインだとこの時初めて気づきました。そして、一度入れてしまったメンバーを容易には変えられないことにも気づきました。不満を抱えてるのは自分だけです。メンバーを変えるとしたら出ていくのは自分だからです。

◆これから友人とビジネスをするあなたへ

寿喜男はメンバーに恵まれていました。このマルシェはしばらく経って結果的に解散をすることになりましたが、何でも相談できる環境ではありました。自分の目標を達成できなかったのもすべて寿喜男の責任です。

寿喜男は今まで仲間は多いほどいいと、やれることが増えるし大人数で1つのことに向かって進めることは大変に素晴らしい事だと誰にでも出来ることではないと考えていましたが、

今回、容易にメンバーを増やすことで、走り出してしまったものを減らしていく対応の難しさと、増えれば増えるだけ温度差が大きくなる、ということを学びました。

寿喜男は現在、以前よりも慎重になったと思います。

これから友人とビジネスを始めようと考えているあなたへ、どんどん大きくしていくことは素晴らしいですが、今後新しいメンバーが増えるとき、温度差が生まれるとき、みんなのビジョンが一致しているか、自分はそれでもみんなとビジネスをやりたいか、始める前に一度考えてみてはどうでしょうか。

寿喜男はあなたのチャレンジを応援します。

寿喜男。

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